こんにちは、ろびおです。
今回は『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』をPCでプレイしました。
前々から、ろびに勧められていたのですが、steamの家族共有の設定を調べるのが億劫で未プレイのままでした。
レビュー
NO” 断捨離 ” YES” 増築 ”
どちらかと言えば僕はミニマリスト寄りで、「家のキャパシティは決まってるんだから…」と、ほぼ使わないものは売るか捨ててしまいがち。
一方、フィンチ家では「使わない部屋はそのままで、どんどん増築」。
この力技すぎる発想には、ちょっと面食らいました。
各ストーリーの演出が斬新
僕の中で最も強く印象に残ったのは、追体験のミニゲームでした。
いくつか例を挙げると
- 色々な動物になって獲物を捕食(モリー)
- ブランコを漕いでぐるぐる回転して崖からダイブ(カルビン)
- アメコミの世界で殺人鬼から逃れる(バーバラ)
- 一眼レフで写真を撮る(サム)
- 赤ちゃんになって、お風呂で遊ぶ(グレゴリー)
- 右手で魚を切断しながら左手でRPG(ルイス)
その中でも好きだったのは『バーバラ』と『ルイス』。
漫画のコマの中でプレイヤーを動かすっていう発想が面白かったし、DBDをやっていたこともあり「ハロウィン」のBGMは笑いましたw
ルイスの方は、とにかく魚切ってましたw
あの仕事が楽しすぎて、左上でRPGが操作できるのをしばらく気づかなかった。
プレイヤー・操作方法が多種多様なので、どのストーリーも新鮮な気持ちで楽しめました!
死因と考察
空想と現実が入り混じっているので判断が難しいのですが、なるべくファンタジーは抜きで、個人的な考えをまとめてみました。
『どの家族が同じ時間軸にいたか』を明白にするため、簡単な年表を作りました。
これを見ると、「イーディ」はほぼ全ての家族と接点があり、ろびが疑うのも分かる気がします。
フィンチ家の死没年表(比較)
モリー(Molly)の死因と考察
イーディの長女
モリーはある晩、夕飯抜きで寝室に閉じ込められる…。
まず思ったのが、「本当にご飯を食べさせて貰えなかったのか?」ということ。
過食症のような状態で、食べさせたがそれでもモリーのお腹は膨れず、これ以上食べさせると害になると判断して軟禁していたとか?
むしろ、それが日常だったのかもしれない。夜な夜な冷蔵庫を漁り、際限なく食べてしまうため、外からカギを掛けていた。
モリーが太っている描写はありませんが、自室にトイレがあったのが気になりました。吐くから…?
調べると、向こうの文化では富裕層であれば、すべてのベッドルームにトイレがあることも珍しくはないそうです。
ただ、他の子供達の部屋にもトイレとかあったっけ…?
死因は、モリーの食べた『ネズミの餌・柊の実・歯磨き粉』による中毒死だと思っています。
ネズミの餌には何らかの病原菌、柊の実には毒性があり、歯磨き粉のフッ化材にも毒性があります。
バーバラ(Barbara)の死因と考察
イーディの次女
作中のコミックによると、バーバラはハロウィンの夜、フックマンに襲われ、逃げ出そうとするが、多くのモンスターに囲まれて殺された。オルゴールの中に彼女の耳だけ残されていた。警察は行方不明のリックの犯行ということにしている。
【登場人物】
バーバラ、ボーイフレンドのリック、イーディ、スヴェン、ウォルター、(カルビン&サム、フックマン達)
【1】バーバラのファンが犯人
バーバラはモンスター映画のイベントをキャンセルした。
犯人はこのイベント中にバーバラ殺害し、再び彼女が脚光を浴びることを願っていたが、それは叶わなかった。
犯人はモンスターの仮装をしてフィンチ家に忍び込み、バーバラを殺害、ドラマ性を持たせるため耳を切り取りオルゴールにしまった。
ベッドの下に隠れていたウォルターは犯人を目撃し、トラウマになって地下にこもった。
【2】ウォルターが犯人
最初、こちらの案が浮かんで、名探偵コナン第2巻の「幽霊屋敷殺人事件」みたいにイーディがウォルターを匿うため、耳を切り取って猟奇殺人に見せかけたとかだったら面白いなーと思いました。
ただ、ホラー映画の「ハロウィン」のwikiをたまたま見たところ、設定がかなり似てて元ネタというか、オマージュなのかなと。
BGMもハロウィンだったし。
イリノイ州にあるごく普通の平和で小さな町、「ハドンフィールド」で殺人事件が起こった。現場のマイヤーズ家で殺害されたのは、その家の長女、ジュディス・マイヤーズ。
そして、彼女を殺した犯人はマイヤーズ家の長男(ジュディスの弟)で、まだ6歳のマイケル・マイヤーズであった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ハロウィン_(映画) より
ウォルターは8歳、バーバラは16歳。ちなみにジュディス・マイヤーズは17歳です。
姉弟であることと、年齢もどこか通じるところがあります。
エディス(Edith)の死因と考察
イーディのひ孫・ドーンの娘であり、本作の主人公。
エディスの死因について作中では明確に語られていないのですが、ラストに産道を思わせるような演出があったことから、息子のクリストファーを産んだタイミングか、その少しあとで亡くなったと思われます。
フィンチ家を訪れたのは17歳で妊娠5ヶ月目。産んだのは18歳。
若年出産ということもあり、出産時に事故があったと言われても違和感はないです。
ただ、そもそも日記に自分が死ぬと分かっているような書き方をしているので、「ある程度の余命がわかっていた」か、「出産に耐えられないことが分かっていた」のだと推測できます。
フィンチ家を訪れた理由は、自分が死ぬ前に天涯孤独で生まれてくる息子に一族のことや起源を伝えるため。
だからフィンチ家の歴史について知る必要があったのでしょう。
エディスの彼氏?クリストファーの父親は生きているんでしょうか。
どちらにせよ、クリストファーが1人でオーカス島を訪れていることから、一緒に住んでいない線が濃厚です。
父親の現在について想像するとしたら
【1】フィンチ家の過去について話し、逃げられてしまった
「たまたまデキちゃって…」だったら、死ぬ覚悟はないだろうし…
【2】エディス自身が彼を遠ざけた
自分の余命を知り、彼を遠ざけたあとで妊娠が発覚した…とか?
【3】すでに亡くなっている
母親の病院に通っているときに知り合った余命わずかな青年だったとか…
実は『2030年代』だった!?
フィンチ家の始まりと終わりのシーンに登場する、エディスの息子『クリストファー』の見た目から年齢を推測するに、10~13歳といった感じですよね。
ただ、アメリカには子供を一人きりにしてはいけないという法律があって、州にもよりますが12歳以下は子供だけで出歩けないらしいです。
そうなると13歳以上であることは、ほぼ間違いないでしょう。
彼はエディスの死んだ年に生まれたので、2017年の13年後…
2030年頃なのではないかと推測しました。
フィンチ家の呪いの正体
「フィンチ家は大富豪だった」というところが引っかかります。
この手の話でよくあるのが、「悪魔的な何かと契約して莫大な利益を得るが、その代償が自分の家族だったりも含めて、末代まで続く」みたいなやつ…。少し違うけど、どろろみたいな。
イーディはエディスが生まれた日、引き潮が起こって昔の家に行ったとき、何を見たのでしょうか?
そこに真実があるような気もしますね。
ろびの考察はこちら↓
死との向き合い方を考えさせられる、ゲーム「フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」レビュー【Steam】
数年前の記事にコメントさせてもらいます
最近ゲームやったので考察参考にさせてもらってます
モリーに関して、ご飯をもらえなかったのは
クリスチャンはその宗派によってはクリスマスイブには絶食するものがあるそう
部屋にトイレがあったのはアメリカに渡ってきた時の唯一の子供、長女だったから素敵な部屋を作ってあげたのかなと考えました